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新型プリウス発表「いつまでハイブリッドを作り続けるんだ」へのトヨタの答えは

 

 トヨタ自動車11月16日5代目となるハイブリッドカープリウス」の新モデルを発表した。シリーズパラレルハイブリッド車は“今冬”、プラグインハイブリッドPHEV)車は2023年春ごろを予定している。

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プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして登場。ハイブリッドカーの代名詞とも言える車種だ。トヨタは、プリウス以降ハイブリッドカーを世界中で2030万台販売し、累計1億6200万トンの二酸化炭素排出を削減したという。日本でも、20年前と比べて二酸化炭素排出量を23%削減したとする。

4代目プリウスは、「モノフォルムシルエット」を引き継いだ新デザインで、第2世代TNGAラットフォームを採用。低重心化を実現している。パワートレーンは、2.0Lプラグインハイブリッドシステムトヨタ初採用。高出力のリチウムイオンバッテリーにより最高出力は223PS、0-100km/h加速で6.7秒を実現している。2.0/1.8Lのハイブリッドシステムも選択でき、2.0Lで193PSをほこる。

PHEVモデルは、EVモード時の走行距離を従来型に比べて50%以上向上。日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるという。トヨタは「エンジン付きEV」と表現する。また、充電中にパワースイッチをオンにすると、外部電源の電力を使ってエアコンオーディオが使える「マイルームモード」を搭載。車内を部屋のように使うことができる。

新型プリウスは、出力1500Wのコンセントを2カ所用意。屋外でもコンセントが使えるようドアガラスを閉じたままでもケーブルを外に出せるアタッチメントも標準装備する。

スマートフォンアプリから遠隔で自動駐車・出庫が可能な「アドバンスパーク」を設定する。安全運転支援システムトヨタセーフティセンス」も搭載しており、前方に設置された検知用の単眼カメラと、電子インナーミラーの後方カメラドライブレコーダーとして活用することもできる。その他、PHEVモデルではソーラー充電システムを設定。1年間で1250km分の電力で生み出すという。

●「いつまでハイブリッドを作り続けるんだ...」

発表会に登壇したサイモンハンフリーズ氏(同社クルマ開発センター デザイン領域 統括部長)は、「いま、BEVが注目を集めるなか、この言葉を聞かない日はありません。『いつまでハイブリッドを作り続けるんだ...』」というフレーズを紹介。世界がBEV(バッテリーEV)へのシフトを続ける中、プリウスを新しくする理由はなにか。同氏は「プリウスは『みんなの手が届くエコカー』だから」と語る。

カーボンニュートラルの実現には、世界中のみんなで協力しなければならない。だからこそ、みんなの手が届くエコカーが必要」「プリウスは、マジョリティのための、多くの人に手が届くクルマ。一部の人だけではなく、すべての人が運転できるクルマ、それが最大の強みであり、存在理由」(ハンフリーズ氏)。

トヨタは引き続きBEVにも取り組んでいるという。「1年前のBEVイベントで、章男社長が『すべての人にEVを』と話したように、トヨタは、BEVを商品ポートフォリオの重要な一部と考えている」「我々はエキサイティングなBEVをフルラインアップで発表。世界中の多様な顧客ニーズに対応するとともに、HEV、PHEV、FCVについても同様に取り組んでいる。章男社長も常々話すように『BEVは重要な解決策の一つだが、それが全てに勝る選択肢ではない。多様化した世の中には、多様な選択肢が必要』」(ハンフリーズ氏)と選択できる重要性を説いた。

【修正履歴:11月17日午前10時30分 初出時、ハイブリッドの排気量を1.8Lとしておりましたが、正しくは2.0L/1.8Lでした。193PSは2.0Lの排気量になるため表記を修正しました。また、4代目ではなく正確には5代目だったためこちらも表記修正しました。】

新型プリウスとサイモン・ハンフリーズ氏(同社クルマ開発センター デザイン領域 統括部長)

(出典 news.nicovideo.jp)

 

プリウス(PRIUS)は、トヨタ自動車が1997年から製造・発売している世界初の量産ハイブリッド専用車(スプリット方式)、およびそれを中心としたハイブリッド専用車のブランド(商標)である。 1995年11月、第31回東京モーターショーにて参考出品車として展示。「人と地球にとって快適であること」とい…
124キロバイト (16,229 語) - 2022年11月17日 (木) 05:10

 

<このニュースへのネットの反応>

現状の環境負荷はBEVより低く、災害時に電力インフラにすることまで含めて作っているハイブリッドですね。高級ブランドのBEVと違って単純に車由来の二酸化炭素削減に世界で最も貢献している車種でもあると思います。

 

早急にEVにシフトしないと市場を奪われるのに。凋落してから気づく、対応の遅さ。

 

欧州のEV推進はロシアからのガス安定供給を当て込んでたと思うんだが、戦争による電力価格高騰で、だいぶ先行き不透明になったな。

 

EV機能が50%上昇ってのはいいんだが 形がな~

 

レンジエクステンダーは近所を走るにはエンジンと燃料がデッドウエイトになるのが難点だな。

 

だからいい加減、ヨタは「『老齢者が運転する旧型プリウス』に対して、今後も無対策でいいの?」って話が何処からも出て来ない事に寒気がするわ… 車載コンピュータの制御マップ書き換えて「加速性能低下、最高速の大幅制限」って対策出来ない程巨額の費用が必要なのか、もしかして??

 

EVに関してはイーロン・マスクに美味しいトコ全部持っていかれたからな。シェアでも、株価でも。

 

さらに殺傷力を高めることに成功しました(当社比)

 

新型ミサイルにならなければいいが・・・

 

EVって乱暴に言ったらハイブリットからエンジン抜いただけだしなあ。環境負荷もむしろEVより低いし、EVを作る必要は環境テロリスト対策ぐらいしか無いな

 

すべての人が運転できる車よりアクセルとブレーキを踏み間違えない人だけが運転できる車の方がよくない?

 

ハイブリッド車が普及出来る値段で量産できるならそっちのがハードルは低いしな、電気オンリーは結局その電気どっから作るのって問題がある

 

EUはハイブリッドとか無理で流行らせようとしたディーゼルで失敗したので原始的なEVを推してるだけだしな

 

HVは現在の最適解でしょう。高額化が気になるところ、少子化の影響を見越して、減る台数を高単価で補う戦略かしら。

 

>AcousticMikuどの 某アニメ作品とかじゃないけど、『個人所有』は自動車黎明期のように「高額所得者や富豪」のみになり、一般人は無人車両に『乗る』形になるんだろうな、将来のEVの方向性って…>つまり殆どの自動車産業関連企業は壊滅

 

EVの普及を推し進めEU特にノルウェーと中国は電力不足で火力発電所を増やした結果、炭素排出量が爆増したというマヌケな事実がある。EVがまだ完成の域に達していない現在HV・PHEVが最適解だね

 

エンジン付きEVはいい考えだね。カーボンニュートラルみたいな詭弁には詭弁で対抗。電池、充電、電力不足と問題山積みなEVよりよほど現実的。最終的に自動車の着地点はこれになるかもね

 

多分、今の物価からいけば、400万円〜500万円ぐらいじゃないの?新型クラウンが500万円台で、従来より高くなるので、ハイブリッド車なのに、スポーツカーのようなスポーティーな雰囲気を漂わせているんだと思う。とりあえず、新型クラウンから100万円を引いて440万円ぐらいじゃないの?

 

ただ最近は、ダウンサイジング化されているが、従来のプリウスよりデカくなっているという事だ。後、ホィールのインチ数も上げている。インチ数をあげるだけで乗り心地は悪くなる。足なんて飾りだという事をお偉いさん達は理解してないようだ。

 

田舎行くとガソリンしか対応してないとかザラだしな、通勤専用ならともかくレジャーその他に使う気なら電気オンリーは不安しかない

 

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