
欧米では配達用自動ロボットの運用が始まっている。ちょこまかと、荷物を積んで走っている姿はかわいくて、うっかり擬人化してしまいそうになる。
だが擬人化してしまうからこそ応援したくもなるし、アクシデントに見舞われると胸がチクチク痛んだりもする。
お客様の元へ、熱々のパスタ料理を運んでいた配達ロボットだが不慮の事故に見舞われてしまった。「早くお届けしなきゃ!」と焦っていたのか、貨物車両と衝突してしまう。
線路脇にいた仲間のロボットたちは悲劇の現場を目撃して、唖然としてるっぽく見える。
これらの小さな配達ロボットたちは、料理を顧客に届ける自走式の自律型デリバリーロボットだ。彼らは熱々のパスタを乗せて料理を運んでいたそうだ。
途中線路があったのだが、1つのロボットが生き急いでしまったようだ。左右確認を怠ってしまったようで、貨物列車と追突してしまう。
現場で撮影していた女性も、ロボットに感情移入しているようで「お~!おおぉ~!」と悲しそうに声を発している。
[もっと知りたい!→]出荷じゃ出荷じゃ~!数千機のロボットがマス目に分類された商品の上を縦横無尽に走り回る倉庫内の光景(イギリス)
列車 vs 小型ロボット。その大きさの差は歴然である。ロボットはそのまま完膚なきまで押しつぶされ、火花を散らしながらこの世を去っていったようだ。
「ごめんね、ぼくがちゃんとしてなかったから、お料理を届けられなくてごめんね...」もし彼が最後に何かを語ったとしたらこう言っていたのかもしれない。とか想像してしまうあたり、私もすっかり感情移入してしまっている。
翌日、事故現場には仲間のロボットたちが、せっせと花束を運び追悼を捧げだ。
「あいつ、おっちょこちょいなところはあるけど、仕事熱心ないいやつだったんだよな」、「熱々のお料理を早くお客さんに食べてほしかったんだろうな」と、涙ながらに語っていたという。ってところまでは余裕で妄想できたよ。
Rest in peace food delivery robot and who ever ordered their food pic.twitter.com/rzA245mYGZ
— R A W S A L E R T S (@rawsalerts) October 25, 2022
日本は結構ロボットに対して愛着を持つ人が多いと言われている。自動配達ロボットが普及したら、応援したり励ましたり、一緒に悲しんだりする人も増えそうじゃん?私がそうだけども。
・合わせて読みたい→かわいいロボットが注文した商品を家まで運んできてくれる。自走ロボット配送するサービスが開始される(アメリカ)

<このニュースへのネットの反応>
A.I.が働きたくないと判断したのだったら興味深いが
「AI作家・太宰治」をPCにインストールしたら玉川上水に身投げしちゃってPC壊れたっていうマンガをかつて読んだ記憶が
列車内との衝突なんてめちゃめちゃ大事だと思うんだけど
カミサマ、僕たちはなんて無力なんだ
日本の感覚だと列車との衝突は大事故なんだけど、それよりも、こんなのが実用化されていることに驚いた。
列車の接近を検知する機能が正しく動かなかったのかね。他のマシンがちゃんと待機しているなら検知機能が搭載されてないってことはないと思うが
カドマツ「例えは悪いが、こいつが車に轢かれそうになったとき、持ち主が助けようとしたら困るんだよ」
タイトルは微笑ましいけど、普通に線路上に異物という重大インシデントです。脱線事故にならなくてほんとよかった
まだAIは発展途上だからな。数年もすれば人間より検知認識が正確になりそう
下手な人間より有情そう